未来の主軸が、規格外のパワーを見せつけた。日本ハムのドラフト4位、万波中正外野手(18=横浜)が“プロ1号”を放った。6日、イースタン・リーグ春季教育リーグのロッテ戦(ロッテ浦和)に1番右翼で先発フル出場し、第3打席で左越え2ラン。紅白戦も含め実戦3試合、7打席目での初安打が豪快弾となった。今季から野手転向の白村明弘(27)は実戦初打席で初安打をマークした。

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9番指名打者で先発出場した日本ハム白村が、野手転向後初の実戦で初打席初安打をマークした。

3回2死の第1打席、先発二木の直球を左越え二塁打。「打席の中で必死に食らいついた。ストライクを見逃すのは嫌だなと思ったので、ストライクのような球は全部振っていこうという感じでした」と振り返った。

同じ試合で左内転筋肉離れから実戦復帰した中田には、ベンチで「打てたやん」と声をかけられた。1月の自主トレをともに行うなど、慕っている先輩だ。記念すべき初安打に中田から「神様は見ていると思うし、もっと頑張ってもらいたい」とエールをもらった。白村は「翔さんの前で結果を出せたのはうれしかったです」と、実戦デビューの喜びをかみしめていた。