幸せ満開で、開幕を迎える。日本ハム近藤健介外野手(25)が札幌在住の20代一般女性と結婚した。14日に婚姻届を提出。一夜明けた15日、球団から発表された。2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で全体練習に参加した近藤は、全てのメニュー終了後に報道陣に囲まれた。その姿を見た中島から「どうしたの?」と聞かれて笑顔で「結婚しました!」。ニヤリとした先輩に「えっ?」と再び聞き返されると、声のボリュームを上げて「結婚しました!!」と照れながら報告した。

籍を入れたのはホワイトデー。「なんか、向こうが、その日がいいって」と新婦の希望に沿った。チームでは打線に欠かせない主力に成長したが、一家の主となって責任感もさらに増す。「より自覚を。もう、自分の体だけではなくなるので、ケガとかに気をつけながら1年しっかりプレーしたい」とあらためて決意表明した。

「何を聞いても、しゃべりませんよ」と照れまくりながら、少しだけ、のろけた。新婦の手料理は「おいしいですよ、ご飯。全部うまいです」と満面の笑み。結婚の決め手を問われると「一緒にいて楽しいし、楽だし。そういうところですかね」と明かした。プロポーズの言葉は「ご想像にお任せします」と苦笑いも、守るものができた男は強さを増す。幸せな春を迎えた近藤が、自覚たっぷりに打ちまくって、チームに幸せな秋を呼び込んでくれるはずだ。【木下大輔】