イチロー引退に、第1回WBCでコーチを務め、ともに戦った西武辻発彦監督(61)がコメントした。

「これまでの長い道のりは本当に尊敬するし、素晴らしい選手。WBCでは、裏で若い選手とフレンドリーに明るく話していて、リーダーシップや日本を背負う意識を肌で感じました。彼が一番熱くなったのは(予選リーグ)韓国戦に負けた時。びっくりするくらい荒れていたイメージが強いですね。準決勝で(韓国に)勝ったときの喜びようも鮮明に覚えています」。

現役時代には、当時オリックスのイチローと対戦。93年に3割1分9厘で首位打者となるが、94年からは7年連続でイチローが首位打者に輝いた。

「まだ彼が2年目だったかな。たまたま首位打者をとっておいてよかったと思うよ(笑い)。足が速くて内野安打が多かった。極端に浅めに守って、内野安打だけは打たせないようにしたよ」。