無失点リハーサルで「本番」に備える。DeNAのドラフト1位、上茶谷大河投手(22=東洋大)が26日イースタン・リーグ西武戦で開幕前最後の実戦登板に臨む。

4回までをめどに先発予定。前回16日のソフトバンクとのオープン戦は6回4失点と、対外試合初失点を記録したが「最後は無失点でいきたい。不安を残したくないので」。大崩れしないゲームメークをテーマに、緊張感の中に結果を求めていく。

デビュー日は開幕2カード目初戦、4月2日のヤクルト戦(神宮)が濃厚。敵地といえど、東都大学リーグで3季連続優勝を果たした喜びと汗が染み込んだマウンド。「今はまだ、気持ち的にはホーム球場みたいなもの。ヤクルト戦なら、声援を自分の力に変えて投げたい。勝ちたいです」。酸いも甘いも熟知した球場で、持てる力を余すことなく発揮する覚悟だ。【鎌田良美】