巨人阿部慎之助捕手(40)が2年連続の「代打開幕」を迎える。左ふくらはぎ痛で一時は再調整も23日のロッテとのオープン戦から1軍に合流。

25日の東京ドームでの全体練習にも参加した。今季でプロ19年目のベテランの起用法について原辰徳監督は「左の貴重な代打というかね、そういう存在にあることは間違いない」と説明。今季は4年ぶりの捕手復帰を宣言し、調整を続けてきたが現状は「キャッチャーというポジションは今のところは考えていません」とも話した。

阿部本人は「どんな形でもチームに貢献できるように。それだけ」とフォア・ザ・チームの姿勢を強調。自身の記録としては、球団では王貞治、長嶋茂雄に次ぐ通算400号まであと1本に迫り、通算出場試合数も、あと21試合で2208試合の柴田勲と並び歴代2位(1位は王貞治の2831試合)に浮上する。