西武が26日、埼玉・所沢の狭山不動寺で必勝祈願を行った。その後は西武鉄道の新型特急車両「Laview」に試乗し、リーグ2連覇と日本一へ気持ちを高めた。

主将を務める秋山翔吾外野手(30)は「全てを超える」と力強く記した絵馬を奉納。「日本一にならなきゃいけない。個人的にもタイトルとか、いろんな選手に負けないように」と説明した。ライバルとなる投手、野手を圧倒する活躍で、チームの勝利に貢献する決意だ。

昨季は圧倒的打力でリーグを制しながら、クライマックスシリーズ(CS)でソフトバンクに敗れ日本シリーズ進出を逃した。因縁のソフトバンクとの開幕カードに向けて気持ちが高まるところだが、心地の良い新型特急の試乗体験を終えた秋山は冷静だった。「ゆったりした時間も貴重な時間。敵地に乗り込んだら気持ちも高まると思いますが、今日くらいのゆったりした気持ちで臨めれば」。新型特急のように力強く、日本一に向かって突き進む。【鈴木正章】