4月2日のオリックス戦(京セラドーム)に先発予定のソフトバンク東浜巨投手が26日、社会人ホンダ熊本との2軍戦練習試合(タマホームスタジアム筑後)に先発し、6回1安打無失点と好投した。

立ち上がりは2者連続の空振り三振。きっちり3人で切った。2回に三遊間を割られたが、許したヒットはこの1本。6三振を奪い、無四球と安定した投球ぶりだった。「(状態は)上り調子になっているので、ここからまた上げていきたい」。自身の「開幕」を1週間後に控え、東浜は実戦最終登板に手ごたえを感じ取った。

ただ、ヒヤリとする場面もあった。5回1死。打球が右スネ横を直撃。ベンチは5回を投げ終えたところで交代も進言したが、志願の1イニング延長。最終イニングとなった6回は、走者なしでもセットポジションを試した。「もっと球数を投げたかったけど(打球が)当たってしまったんで」。6回79球での最終調整。「1年間、フルに(先発で)投げないと。若手が引っ張らないとチームは強くならない」。プロ7年目のシーズン。準備は整った。