ソフトバンクが、今年から1軍登録可能人数が1人増えた「29人枠」を活用し、ブルペンを従来より1人増員した8人で開幕を迎える。抑えの森に昨年のセットアッパー加治屋。実績のあるモイネロ、嘉弥真の両左腕が勝ちパターンの中心になる。

ブルペン担当の高村投手コーチは「8人入ることで、どんどんピッチャーをつぎ込んでいける」。川原やドラフト1位の甲斐野央(22=東洋大)らも含めた総力戦でつないでいくことになりそうだ。加治屋は「ブルペンみんなで、1人1人が自分の仕事を全うできれば、自ずといい投手陣とチームワークになると思う」と自信を見せた。

高村コーチは、加えて「ビハインドやロングの部分。負けていてもゲームを作ってくれるピッチャー」の重要性を説明。複数イニングも投げられる松田遼やドラフト7位の奥村政稔投手(26=三菱日立パワーシステムズ)らもベンチ入りしており、その役割にも期待した。

投手から笠谷俊介投手(22)、野手から周東佑京内野手(23)が開幕メンバーを外れ、28日から2軍に合流する。サファテ、岩崎は故障で出遅れたが、ブルペンが総力をあげリーグVを奪回する。【山本大地】