楽天ドラフト1位の辰己涼介外野手(22)が初安打を放った。4回2死走者なし、カウント0-2からロッテ有吉の131キロ変化球をはじき返した。打球は投手の足元を抜け、二遊間を破る中前打となった。しかし、一塁出塁後にまさかのけん制死。打者田中のカウント0-0から1度目は帰塁できたが、連続で来た2回目のけん制で無念のタッチアウトとなった。

「打ったのはシンカーです。抜けたらいいなと思いながら、抜けなくても最悪内野安打と思ってしっかり走りました。ここまでずっと1軍に帯同させていただいていたので違和感なく試合には入れました。でも、公式戦での初安打はやはりうれしいですし、まずは1本打てて良かったです。記念のボールは寮に大事に飾りたいと思います」とコメントした。

2回1死満塁で迎えた打席では1度もバットを振らず、押し出しの四球を選び、初打点も記録していた。