巨人の「サカマル」が初のアベック弾を披露した。1回1死、2番坂本勇がDeNA今永の真ん中低めの150キロを右翼席へ運ぶ2号先制ソロ。

「風に助けられた。低めのボール気味だったけど、ひと振りで仕留められてよかった」と左翼から右翼方向への強風に打球を乗せた2戦連発で口火を切った。

続く3番丸も即座に呼応した。外角のカーブを引きつけて左中間スタンドへ3号ソロ。通算150本塁打となるメモリアル弾となり、ベンチのナインに「丸ポーズ」で迎えられた。「うまいこと反応で打てました。『150本打ったな』という思いもあるけど、チームが勝てたことがうれしい」と4戦3発の打棒で勝利に貢献した。チームとしてもリーグトップの12本塁打を積み上げ、原監督も「このペースがいいね」とうなずいた。