5連勝(1分け挟む)で開幕ダッシュに成功したソフトバンクが、ロッテに連敗した。

先発ミランダが2試合続けての乱調。ロッテ打線に4被弾7失点で2回2/3でKOされた。2番加藤には2打席連続本塁打を浴びた。ミランダは「今日の投球は情けないし、チームやファンに申し訳ない。まったく仕事ができなかった」とベンチで肩を落とした。工藤監督は「打たれることはある。明日。頑張りましょう」と前を向いた。

痛い離脱もあった。不動の5番だったグラシアルが左脇腹を痛め出場選手登録を抹消された。前日5日ロッテ戦の打席でスイングした際に痛めた。この日午前中に福岡市内の病院へ。MRI検査の結果、左腹斜筋の軽度の筋挫傷と診断された。グラシアルは「軽傷なのですぐ治します。まずは痛みを取ってから」。工藤監督も「まだシーズンは始まったばかり。まずはしっかり治す。そうかからないとは思う」と話した。首脳陣は2週間程度での復帰を考えているが、負傷箇所が脇腹だけに慎重を期さなければいけない。7試合で打率3割3分3厘、1本塁打、3打点。中村晃の穴を埋めていたとあって、ダメージは小さくない。

4番デスパイネも打率1割1分8厘、0本塁打と不振が続く。貯金は3あり、バタバタする時期でもないが、強力助っ人陣が苦しんでいるのは、気がかりだ。【石橋隆雄】