日本ハム栗山英樹監督(57)が、紙幣刷新のニュースにガッツポーズだ。新1万円札に尊敬する渋沢栄一の肖像画が用いられることが決まり、ソフトバンク戦の試合前に「ベストニュース。久々に朝、ガッツポーズしたよ」と大喜びした。

愛読書は、渋沢著の「論語と算盤(そろばん)」。最も心に響いたのは「『自分よりも人のために尽くせ』という単純な言葉」という。「日本資本主義の父」の考えに深く感銘ししているといい、「俺はダメな人間だけど、選手を大きくしてくれたり、次の世代の子たちのために、自分のダメじゃない経験を残していきたいと思った」。これまでに、大谷(現エンゼルス)や清宮、吉田輝ら、多くの若い選手に人生の指針とするべく、この本を手渡しており、「正々堂々、人のためにと。そういう方が1万円札になる。早く見たい」と声を弾ませた。