ソフトバンクが単独首位に返り咲いた。ヒーローは「令和のサブマリン」高橋礼投手(23)だ。

楽天3回戦(楽天生命パーク)で先発し、7回2安打1失点でハーラー単独トップの3勝目をつかんだ。2年目のアンダースローは、テンポのいい投球を持ち味に、開幕から無傷の3連勝。新時代を担う若鷹が、平成で輝き始めた。

   ◇   ◇   ◇

高橋礼(たかはし・れい)

▽生まれ 1995年(平7)11月2日、千葉県松戸市。

▽球歴 中学3年からアンダースローに転向。専大松戸高では甲子園経験はない。専大では2部だった1年秋のリーグ戦が初登板。17年ドラフト2位でソフトバンク入団。1年目は12試合に登板。0勝1敗、防御率3・00。CS、日本シリーズでも登板した。2年目の今季は初登板の3月31日西武戦(ヤフオクドーム)でプロ初勝利。

▽侍ジャパン 昨年秋にプロ未勝利ながら日本代表に選ばれ、日米野球2試合に登板し4回1失点(自責0)。今春のメキシコとの強化試合でも代表入りした。

▽令和のサブマリン 目標は昭和の伝説的アンダースロー山田久志氏。平成のサブマリン、パドレス牧田や元ロッテ渡辺俊介氏を参考にしてきた。球団は次の元号が発表された4月1日に早くも「令和のサブマリン 高橋礼」の文字が入ったタオルなどグッズの発売を検討。

▽名前 名前の由来は「礼儀正しい人間になるように」。おっとりと丁寧に話す癒やし系イケメンだ。

▽サイズ 188センチ、84キロ。右投げ右打ち。