右手有鉤(ゆうこう)骨の骨折でリハビリ中の日本ハム清宮幸太郎内野手(19)が、令和へ決意を新たにした。

4月30日、千葉・鎌ケ谷で取材に応じ「新たなスタートじゃないですけど、プロ野球も新たな時代に来ると思う。その先頭を、プロ野球を引っ張っていければなと思う」と誓いを立てた。

平成の野球界には名を刻んだ。史上最多となる高校通算111本塁打。7球団競合の末、日本ハムに入団した。平成の一番の思い出を問われると「1つには絞れない。いろんな思い出がある。甲子園も、ドラフトも、プロ野球で打ったのも。言い尽くせない」と回想した。

この日は室内練習場で変化球専用の打撃マシンを相手に18スイング。その後、ロングティーも行った。バットを振る強度は、日に日に上がっている。「全然問題なかったですし、順調かなと思う」。完全復活へ、歩みは順調だ。5月25日には20歳になる。「節目なので、今以上にさらに大人になれればいいと思う。手をつけられないような、そういう存在になりたい」。令和の球界を代表する強打者になる。【山崎純一】