京産大が連勝で勝ち点3とした。直前に大商大が優勝を決めたため、2連覇がついえた。勝村法彦監督は試合前に「この先まだまだたくましくならないといけない。ゲームに集中しよう」と選手を送り出していた。

3年生の藤本翔投手(京都学園)が1失点で初完投。前日の北山亘基投手(2年=京都成章)に続いての完投だった。指揮官は「昨秋は1人も完投できなかった。春が始まる前から完投できる投手を育てたいと思っていた。藤本には1人で投げきる経験をさせたかった。球の切れがよかったですね」と納得の表情。オリックス、ロッテでプレーした光原逸裕コーチ(38)が指導する投手陣はレベルアップしている。

5月18日からの最終節は大商大と戦う。勝村監督は「連勝を阻みたいですね。全てが成長する場なので、どんな形でも最後までやり切りたい」とライバルに意地を見せて春を終えるつもりだ。