「西武キラー」楽天塩見貴洋投手が腰手術から復帰後2連勝だ。

6回に八戸大(現八戸学院大)時代の同期、秋山に先制被弾し「狙われていた。1球でゲームが決まりかねないホームラン」と自戒も、両翼91・5メートルと狭い地方球場で強力打線相手にソロ2発のみの7回2失点で耐えた。

昨季対戦防御率5・90と打ち込まれた相手に対し、チームで唯一完投勝利も飾っていた左腕。西武戦の通算勝ち星もカード別自己最多タイ9勝とした。14年に盛岡で行われた西武戦では4回8失点で敗れたが、地方球場6試合目で初白星を挙げるリベンジ。「忘れもしない悔しさを払拭(ふっしょく)できた」とうなずいた。