中日阿知羅拓馬投手が4日のソフトバンク戦で交流戦の先陣を切る。

3日は敵地・ヤフオクドームで投手練習に参加し、マウンドから投げて予行演習。「思いきり1球1球積み重ねて、最終的に勝った状態でマウンドを降りたい」と、開幕勝利でチームの連敗を2で止める意気込みを明かした。

ソフトバンクは前カードの楽天戦3連敗で3位に落ちたが、4年の工藤政権で3度の勝率1位と交流戦王者の名前をほしいままにする。阿波野投手コーチは要注意打者に打撃好調のデスパイネ、グラシアルと今宮を挙げ「上位打線はつながってほしくないし、つなげてほしくない」と望む。

ヤフオクドームでは16年6月2日の交流戦で2-6の7回に投げ、1回0/3を無失点。3年たって、交流戦開幕を託される立場になった。「マウンドに上って1球に対して、相手バッターに勝る強い気持ちを持って投げ込んでいきたい」。5月5日ヤクルト戦でプロ初勝利も、右手親指の皮がめくれる不運で戦列離脱。復帰登板の同28日DeNA戦は雨で流れた。たまったエネルギーを交流戦王者にぶつける。【堀まどか】