プロ野球「日本生命セ・パ交流戦」が4日に開幕します。セ・リーグ各球団の担当記者が、交流戦までのリーグ戦での収穫と誤算、交流戦での見どころを紹介します。



広島

昨年は7勝11敗の10位と失速しており、勝率5割はクリアしたい。鍵はDH。不振の松山は昨年交流戦で打率3割7分3厘、4本塁打、11打点。出番の少ない長野も本来の力を発揮するチャンス。【村野森】




阪神

オリックスからFA加入の西が古巣から勝利を挙げられるか。ここまで巨人、オリックスを除く10球団から白星を挙げている。古巣から勝利となれば、今季中の12球団勝利の可能性も出てくる。【桝井聡】




巨人

交流戦はパ有利と言われがちだが、監督勝利数1位は原監督が断トツの129勝。2位は岡田監督107勝で、現役2位は日本ハム栗山監督の77勝。4年ぶり交流戦で、戦力操る手腕に期待。【前田祐輔】




DeNA

上位打線の爆発力に注目。5月中旬から1番神里、2番宮崎、3番ソト、4番筒香、5番ロペスの並びを固定した。5人が本来の力を発揮できれば、最下位から上位への進出も夢ではない。【栗田尚樹】




中日

助っ人枠の使い方に注目だ。ロメロ、R・マルティネス、ロドリゲスの投手3人と、ビシエド、アルモンテ、モヤの打者3人。1軍登録4人枠を有効に使えばリーグ上位も見える。打棒覚醒の主将高橋にも注目。【伊東大介】




ヤクルト

ヤクルトは、史上初めてリーグ最下位から交流戦で最高勝率を誇った昨季の再現を狙う。強力打線は安定の主軸に加え、“燕のゴジラ”村上の台頭が好材料。さらに広岡、奥村ら若手の奮起に注目。【保坂恭子】