4番の歴史を変えてくれ! 阪神大山悠輔内野手(24)が3日、都内で日本生命セ・パ交流戦の開幕会見に出席した。

今季は不動の4番としてチームの好調をけん引中。「自分の結果がチームの勝敗に関わってくる。そういう打順を任されているという気持ちは変わらない」と気合十分だ。

精神的支柱の福留が負傷離脱する中で迎える交流戦。「孝介さんが抜けたのは大きいけど、自分が引っ張っていけるように、とはずっと思っています」。交流戦が始まった05年以来、虎の生え抜き選手が期間中ずっと4番を守り抜いた年はいまだない。虎の歴史を塗り替え、4ゲーム差で追う首位カープの尾びれを一気に捕まえたいところだ。

会見の壇上で交流戦のイメージを問われると「パワー勝負のイメージがある。変化球で来ると思っても、どんどん直球で押してくる。やっぱりホームランを打ちたい」とリップサービス。ロッテとの開幕カード3戦目の6日に対戦予定の種市との“舌戦”で会場を盛り上げる場面もあった。

対戦したい投手に種市の名前を挙げ「打つことでチームも乗れる。しっかり打ち崩したい」と宣戦布告。種市が「ノーヒットで抑えられるように頑張ります」と応戦すると、すぐさま「力のあるストレートを打ち崩せば気持ちも折れてくれる」と笑顔で返した。昨季の交流戦は打率1割7分1厘、0本塁打、0打点で徐々に出番を失った。悔しさを晴らす季節がようやくやって来た。【佐井陽介】