広島が7回、連続安打記録がかかる西川龍馬内野手(24)の犠打からチャンスを広げ、一気に3点を勝ち越した。

1-1の7回、先頭鈴木が左前打で出塁すると、26試合連続安打中の西川が打席に入った。2打席凡退で記録更新への打席が少なくなる中、初球を一塁線に転がすバントを決めた。先制した3回以来、得点圏に走者を進めると、連続四死球で満塁。田中広の右前適時打で1点を勝ち越し、さらに代打磯村も左翼線への2点適時打で続いた。

個人記録よりもチームプレーに徹した犠打から勝ち越し点が生まれた。3回の先制点も、無死二塁から内野ゴロ2つで奪ったものだった。広島野球で今季交流戦初のリードを奪った。