阪神西勇輝投手(28)が1日、3連敗&借金1で苦境のチームに一丸での打開を呼びかけた。

前半最後となる9連戦の先陣を切り、2日のDeNA戦(横浜)に先発予定。「全員で勝ちに向かっていくことが大事。束になったら勝てる」と熱く訴えた。同率3位のDeNA、2位広島、首位巨人と続く正念場の上位9連戦。Aクラス死守&V戦線生き残りをかけ、まずは西が白星発進で景気付けだ。

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開幕からローテを守るFA右腕西に、9連戦の初戦が託された。「自分1人ではなく、全員で勝ちに向かっていくことが大事。あと(ヒット)1本とよく言われますけど、みんなで束になったら勝てると思う。1人だけがじゃなくて、みんなで協調してやっていきたい」。西の答えは全員野球での現状打破だ。

リーグ戦再開後、中日に連敗して交流戦最終戦から3連敗。最多6あった貯金は借金1になり、首位巨人とは5・5差に広がった。2日からは同率3位のDeNAとAクラスをかけて戦う。その後も2位広島、首位巨人と続き、今季を左右しかねない9連戦になる。だからこそ、一丸での必勝態勢が大事と力を込めた。

西は1日、敵地横浜で投手指名練習に参加。キャッチボールやショートダッシュで汗を流し、マウンドからも数球投球練習を行った。前回5月24日の対決は、5回2失点で勝利に貢献。自身通算5勝0敗、チームも今季9勝3敗と得意にするDeNAを、今回もしっかり抑え込む意気込みだ。

意識する数字もある。今季はここまで13試合に先発し91回1/3を投げてきた。チームトップのイニング数を稼ぎ、セ・リーグでも5位の労働量だ。「よく出来ているのかなと思います。球宴までに100イニング、クリアしたい」。目標まであと8回2/3。球宴までに2度登板機会がありそうだが、2日の試合で完投勝ちすれば到達し、中継ぎ陣に休んでもらうこともできる。

「みんな苦しい時期だと思うので、全員で乗り越えて。チームに勝ちが転んでくるように投げるだけです」。7月白星スタートで逆襲を引っ張る。【磯綾乃】