矢野阪神が12日、後半戦に向けて甲子園で練習を再開した。シートノックを終えると先発陣と内野陣が入念に挟殺プレーを繰り返した。矢野監督は「何回かあった。(進塁を)1個行かせないのでも状況は全然変わる。その確認をしておきたいと思って」と話した。

5日広島戦(甲子園)で2回、三塁走者を三本間で挟んだが送球が浮くなど、挟殺に苦戦するシーンもあった。堅守は上位進出の必要条件。チーム72失策はリーグワーストで、改善は欠かせない。前日11日には藤原オーナーも「エラーや走塁ミスがあったりがよく出ている。克服するのも後半のね」と指摘していた。

ランダウンの練習後は木浪や大山、坂本がコーチ陣と動きを再確認する細やかさだ。矢野監督は「改善していくべき部分は、もちろんエラーの数も。捕る以外でも投げるという部分もチーム全体としての課題はある」と強調。球宴期間中からミス撲滅を図っていく。