巨人原辰徳監督(60)が12日、東京・大手町の読売新聞東京本社を訪れ、山口寿一オーナーらに前半戦の報告を行った。5年ぶり優勝へ、貯金17で2位に9・5ゲーム差をつけて独走状態に入っている。

約40分の会談では「接戦の中で取れているゲームが多い。日替わりヒーローも出てきている」と賛辞を贈られたといい「選手のコンディショニングが一番大事。その部分は目を光らせていきたい」と話した。

現状のチームは「60点」と評価。「骨子、骨組みはできてきている。あとは骨組みをきちんと彩る、いい形にする」と残る「40点」を追い求める。若林、増田大ら若手も台頭し、チームは活性化。「1人1人が個人商店、のれんを持って戦って。そこにジャイアンツという大きなお城がある。そういう感じになってきたのが心強い」と期待した。渡辺恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆(93)は同席しなかった。