今度は1軍の球宴を「BIG4」で盛り上げる。日本ハム吉田輝星投手(18)が、フレッシュオールスターから一夜明けた12日、仙台市内で取材に応じ、ライバルたちとの再競演を目標に掲げた。1発を浴びた広島小園、三振を奪った中日根尾との対戦を振り返り、「すごく楽しかった。1軍の球宴に行くともっと楽しいのかな。行きたいなと思う。自分らの代で盛り上げられるようになれれば」。ロッテ藤原を含め、昨夏甲子園を沸かせた同期生での“1軍球宴ジャック”を狙う。

手応えがあった。腰の張りの影響で、プロ初黒星を喫した6月23日中日戦以来の登板となったが、根尾からはオール直球で3球三振を奪った。「球もよかった。復帰登板というつもりで臨んでいたというのもあったので、すごくよかったなと思う」。試合後にはチームメートの野村、鈴木とともに食事に出かけ、仙台名物牛タンを口にした。「おいしかったです」と大好物で胃袋を満たし、しっかりとパワーを充電した。

聖地を目指す後輩たちにはエールを送った。14日に母校・金足農が秋田大会の初戦を迎える。「初戦の勝ち方が僕らは大事だと思っていた。そこだけしっかりやってほしい」と励ました。

次回登板は20日の2軍DeNA戦(鎌ケ谷)の予定で、再び1軍マウンドを目指す。「昨日よかった直球の感覚を忘れないように練習して、変化球もうまく入っていければいいかなと思う」。心身ともにリセットして後半戦へと向かう。【山崎純一】