ファン投票と選手間投票でダブル選出された全セ・リーグの阪神梅野隆太郎捕手が、フルスイングに全力疾走で内野安打をもぎ取った。

7回1死から代打で出場し、全パ5番手のオリックス山本の2球目。外角148キロをフルスイングした打球は二塁前に高く弾むゴロ。二塁の楽天浅村の送球と勝負になったが、先に一塁を駆け抜けた。「大きな歓声をもらえて、気持ちよく打席に入れた」と17年に続く安打とした。

7日広島戦で左手首を痛め、後半戦のラストカードの巨人3連戦は大事を取って欠場。球宴の舞台で実戦復帰し、フルスイングで元気な姿をファンに届けた。「いろんなことにトライして、楽しめた1日だった」と笑顔。本拠地開催となる甲子園での第2戦に向けて「とにかく自分ができるパフォーマンスを出して、楽しんでケガなく終えられるように。本拠地甲子園でいい結果が出たら、いいなと思います」と意気込んだ。【奥田隼人】