阪神矢野燿大監督(50)が中日松坂に泰然自若で挑む。

14日は甲子園で全体練習を指揮。松坂には昨季4試合対戦して1勝3敗、防御率1・96に抑えられていた。「俺らにとって別にそんなに関係ない。俺も去年は、あんまりやっていない。ウチが相性的に抑えられているのは俺も分かっているけど」と受け流した。

勝負の夏場に向けて弾みをつけるためにも、大切な後半戦開幕カードだ。前半戦は4勝7敗と黒星先行。松坂との対戦を前に「立ち上がりで得点するのは大事になってくるんじゃないかな」とポイントも挙げた。得点力不足が響いて借金2で折り返した。上位進出のためにも、まずは先制パンチをもくろむ。

首位巨人と9・5ゲーム差に広がったが指揮官はチームの地歩を固める。「ジャイアンツとの差はかなりあるけど、やることは俺らは変わらない。1人で勝つチームじゃない。野手は1個のアウトでも前に進むような打撃や1個でもファウルを打つとか。そういうのをつなぎ合わせていくことで俺らは上に行けたり、点を取れたりするチーム」。つなぎの野球で泥臭く「平成の怪物」を倒しにいく。

 

▼阪神のチーム防御率3・40は12球団トップ。特に強力なのは、ジョンソン、藤川、ドリスらを中心にした救援陣で、防御率は2・76とやはり12球団1位。救援陣の防御率が2点台は他にソフトバンク、ロッテだけだ。一方、先発陣の防御率3・73は12球団で5番目。セ・リーグのカード別では、巨人戦での先発陣の防御率は5・50と最も悪い。救援陣は巨人戦でも同2・79と健闘しているだけに、先発陣の奮起が後半戦巻き返しのカギになりそうだ。