西武が後半戦黒星スタートを強いられ、貯金が消滅した。1回に先制されながら、その裏の攻撃で4点を奪う立ち上がり。

しかし先発今井が2回に崩れた。先頭から連打を浴び、犠飛で失点。なおも2死満塁から5番清田への初球、痛恨の暴投で2点を失い、同点に追いつかれた。辻発彦監督(60)は「4点取ってもらって、ああいう形。自滅だよね。コントロールがあまりにも悪すぎる」と、独り相撲に苦言を呈した。

今井は序盤から逆球を連発するなど、制球に苦しんだ。3回以降は立ち直ったものの、ロッテ鈴木に3安打を許すなど、上位打線に固め打ちされた。「高かったり、外のボールが甘くなって打たれた。ミットを構えたところに投げきれなかった。ボール1個分厳しいところに投げる練習をしていかないと」。カードの頭を託されながら、6回4失点で勝ちをつけられずに反省を口にした。