中日を今季2度目のサヨナラ劇に導いたのは1番平田良介外野手のパワー!? だ。

同点の9回1死一塁、右腕小野の148キロを強振で押し返し、右中間最深部に二塁打を運んだ。「個人的には(スタンド)上段にいったかな、と思ったのに、どちらかというと(中堅)近本くんのグラブに入りそうだった。力がなくなっているなと思いました」と自虐気味にニヤリ。1死二、三塁に好機を広げ、最後は1死満塁から3番アルモンテが押し出し四球を選んだ。

チームは6連勝で3位タイに浮上。1番平田はこの6試合すべてで1回に出塁し、5度の初回得点を呼び込んでいる。この日も1点を追う1回、左前打から2得点をお膳立て。存在感は際立つばかりだ。「2位から後ろがすごく大混戦になっているけど、自分たちの目標は優勝。優勝を目指してやらないといけない」。チームリーダーの雄たけびが竜ナインをさらに熱くさせそうだ。