両ふくらはぎを痛めて2軍調整中の阪神福留孝介外野手(42)がウエスタン・リーグ広島戦(甲子園)で約1カ月ぶりに実戦復帰し、順調な回復ぶりを見せた。

5番DHで先発出場。2回の第1打席では広島先発のローレンスのツーシームに一ゴロに倒れたが、一塁を駆け抜けた。4回は内角直球に見逃し三振。6回には外角低めに落ちる変化球に空振り三振に倒れ、3打数無安打に終わった。

それでも足への不安は感じさせなかった。試合前のシートノックでは左翼に入り、軽快な動きを見せており、順調な回復ぶりをアピール。試合後には「試合に出たぐらいだから何もないよ」と残し、球場を後にした。代打出場で安打を放った6月20日楽天戦(甲子園)以来、26日ぶりの実戦復帰。平田2軍監督は福留について「3打席立てたというところと、(出塁すれば)『代走もいりません』と言っていた。徐々に(状態を)上げていくよ。明日の状態を見て、守る可能性も出てきた」と話した。17日の同カードでは守備復帰も示唆した。今後については、19日からの同ソフトバンク3連戦(筑後)にも同行を予定し、慎重に調整を続けていく。【奥田隼人】