オリックス安達了一内野手(31)が2安打2打点の活躍で勝利に大きく貢献した。

3点を追う5回、無死二、三塁からモヤの内野ゴロ、西野真弘の左前適時二塁打で1点差まで追い上げ、なおも1死二、三塁で迎えた打席。平良の初球真ん中低めのカーブをとらえ、左前に運ぶ決勝の2点適時打を放った。お立ち台では「西野が初球からいったので、(西野が)誕生日でしたし、その流れに乗って打ったらヒットになりました」と振り返った。

4点をたたき出した3回先頭の第1打席ではセンター方向へ口火打となる二塁打を放った。7月26日ソフトバンク戦から主に遊撃でスタメンに定着して7試合連続安打をマーク中だ。「(状態は)悪くはないですけど、チャンスで凡退もしているので、反省してまた頑張りたいと思います」と語った。西村監督は「頑張ってくれている。一時期違う選手が守っていたけど、『ショートは安達』というものをみせてくれている」と目を細めた。

安達はお立ち台の最後に夏休みで観戦に訪れていた子どもたちに向かって「やるきMAX! オリックス!」とオリックス社のCMでおなじみのフレーズで球場を沸かせた。