先発復帰3戦目のDeNA石田健大投手がゲームを作った。巨人との首位攻防第2戦で今季自己最長の6回、最多104球を投じ、3安打3失点。

その後に追いつかれ勝敗こそつかなかったが、白星に等しい力投。「初回から飛ばして腕も振れ、意図のあるボールを投げることができた。6回は少し慎重になり過ぎて点を与えてしまいましたが、リードした状況でリリーフ陣につなぐことができたことは良かった」と振り返った。

シーズン序盤は左肘違和感で出遅れたが、5月1日に1軍昇格すると、中継ぎで23試合に登板して結果を残した。7月20日に先発復帰を果たし、3試合連続でチームの勝利に貢献した。過去2年連続で開幕投手を務めた左腕だが、過酷な中継ぎも「チームのために頑張るだけ」と黙々とマウンドへ向かっていた。寡黙な「ハマの健さん」が、地道に大仕事をやってのけた。