阪神近本光司外野手が9回2死から左二塁打を放ち、今季129安打とし、これで球団新人では憧れの赤星憲広を抜き、歴代3位の後藤次男に並んだ。試合後は神宮の三塁側スタンドから歓声を受け「最近、ああいう逆方向の強い打球が少なかったので、いい形で1本が出てよかったです」と頬を緩めた。ただ、新人安打記録にはいつも通り「全然気にはしていないです」とサラリと答えた。

残り25試合で、歴代2位の98年坪井智哉の135安打まで、残り6本。そして同1位の16年高山俊の136安打までも7本といずれも射程圏内にある。開幕からチームを引っ張ってきたリードオフマンは、8回に雄平の左中間への大きな飛球を好捕するなど守備でも光った。