中日が、事実上の戦力外通告を受けた阪神鳥谷敬内野手(38)が他球団での現役続行を目指した場合、獲得調査を行うことが30日、分かった。

現時点で去就は決まっておらず、中日も静観。ただプロ野球歴代2位の1939試合連続出場など驚異的な記録を残し、今なお球界屈指の練習量を自身に課す姿勢には注目し、阪神からの退団が決まった場合「調査はする」という方針を固めている。

中日はチームリーダーの高橋と京田が三遊間を組み、勝負強い阿部が二塁を守る。ユーティリティープレーヤーの堂上も控えるが、選手層の薄さはチームの課題。鳥谷は打席での勝負強さに加え、遊撃、三塁でゴールデングラブ受賞歴があり、攻守両面で魅力のある存在だ。鳥谷が慣れ親しんだ縦じまのユニホームに別れを告げたとき、中日も獲得に向けた調査を本格化させる。