巨人は3連勝でマジック17とした。

9回に丸の2試合連続2ランで突き放しての勝利に、原辰徳監督(61)は「非常に1点が重い形のゲームだったんですが、勝ち越しを許さずに徐々にという部分で。最後丸の2ランは見事だったですね」と言った。

丸の本塁打はバックスクリーンに飛び込んだ。「(2番坂本勇の)敬遠というのが、彼の中で少し火をつけてくれた感じはしますね」。7回には決勝適時打も放ち「あれが、見事ですね。あれも、ですね」と加えた。

2番手で登板した田口は3回無失点の好投。

「(先発)高橋がね、なかなかリズムに乗りきれないで、1点で粘っていたところはあったんですけど。田口がしっかり3イニング投げてくれた。あの辺でゲームは締まった。何となく攻撃、守りのリズムも出てきて攻撃に生かしてくれた」。7回は原監督自らマウンドへ向かい、敬遠策を指示。「意思をしっかりと伝える。全員が統一した形で勝負に挑んでいく。そういう風にしたかったですね」。

4回1失点の先発高橋については「球数も含めて、まだ彼はできるでしょう。もう少しできるピッチャーだと思いますね」と次回以降の登板に期待した。