ソフトバンク千賀滉大投手(26)が史上80人目、育成選手では初のノーヒットノーランを達成した。千賀の会見一問一答は以下の通り。
-9回、井上選手を迎えた場面を振り返ってください。
千賀 自分のことはどうでもよくて、1発打たれたら逆転で負けになる。それだけを考えてマウンドにいた。
-あと1球となった時に、マウンド上で何かつぶやいていたように見えましたが
千賀 はっきりは覚えてませんが、確か「1発だけはダメだ」と言っていたと思います。
-最後は三振を意識してましたか?
千賀 最後は全部三振を取るつもりで投げてました。
-育成選手としてノーヒットノーランです
千賀 甲斐と一緒に取れてよかった。
-投球内容を振り返ってください
千賀 ランナーを出していたのですごいことをしている実感はなかった。四球、死球を出していたので、今後は減らしていきたい。
-倉野投手コーチも力みがないという評価でしたが
千賀 力まず投げるのがテーマでもあった。とりあえずチームが勝てるように、それだけでした。
-先制打は甲斐選手でした
千賀 今日はベンチ横にいてくれて、なんかボソッとつぶやいていた。「打ってくるわ」みたいな感じてボソッと言っていたのが印象的でした。
-朝、甲斐選手から来たラインの内容は?
千賀 今日はお前のために頑張るから、お前も同じ気持ちで頑張ろうってそういう言葉でした。
-ウイニングボールはどうしますか?
千賀 今はまだグラブの中にありますが、もう少ししてどうするか考えます。
-8回くらいからベンチでも誰からも声をかけられなかったようでしたが
千賀 ボクもあの光景は笑ってしまいました。あれだけさっきまでしゃべっていたのに、誰もしゃべりかけてこなかった。甲斐が横にいたので、1本打たれないようにしようと、自分から甲斐に話しかけていた。
-これからの投球について
千賀 チームにとって負けられない試合が続く。Bクラスに転落する可能性があるくらい混戦なので、先発としてしっかり試合を作っていきたい。チームが苦しい時に勝てるように、最後までそういう気持ちで投げたい。