西武の誇る山賊打線が12安打12得点でロッテ投手陣を粉砕し、2年連続23度目のパ・リーグ制覇を果たした。

公式会見のやりとりは以下の通り

 

-優勝した気持ちは

辻監督 連覇というのは、わがチームしか成し遂げられない。現実を見ますと戦力的にも、投手が抜け、センターラインが抜け、どう戦っていかなきゃいけないのか不安が大きかったです。昨年の方が、開幕してから首位を走ってきて、1度も2位に落ちることがないという状況。昨年の方がここまで来たら優勝しなきゃというプレッシャーが強かったです。

-今年の印象は

辻監督 一言でいうと強力打線。その中で一番心配したのは、キャッチャーが心配で。炭谷が抜け、森ができるのかなと。岡田がカバーしながらと思っていたら、その岡田が靱帯(じんたい)痛めた時に、トモヤ大丈夫なのかなとショックな出来事でした。

-連覇に向けてはどうだった

辻監督 本当に今年も他球団との力が均衡している、8月に入った頃から、Aクラス大丈夫かなと上下していたので、そこからの巻き返しはすごいものがありました。本心から言いますと優勝はしんどいなという心境でした。

-連覇は難しい?

辻監督 本当に難しいと思います。私の時代も1回しましたけどね。今はクライマックスというシステムがあって、そういう戦い方が難しくなっていると思います。

-連覇の要因は?

辻監督 選手の頑張りとしか言いようがありません。手綱を引くこともありませんし、ウマなりにノビノビとやったのが優勝した原因だとおもいます。

 

-優勝の思いを

秋山 キャプテンになったからということでないが、個人の成績として苦しいシーズンだったので、その分、喜びがあります。

-連覇と記録を達成

中村 優勝は本当にすごくうれしいです。記録はもう終わったんで、どうでもいいです。

-何度も優勝を経験

中村 何度もっていいますけど、そんなにですよ? 数えるほどです。

-去年との優勝の違いは

中村 ないです。全部が全部、優勝はうれしいですし、そこに差はないです。

-今日も最終回を任された

増田 やっぱりうれしいですし、1年間使っていただいたことに感謝して、楽しく投げようとマウンドに上がりました。みなさんに感謝して、正直うれしかったです。

-去年との優勝の違いはあるか

山川 僕も中村さんと一緒で、一緒ですね。正直、今日のホームランはうれしかったですし、点差が開いていたんで守りは楽に守れたんで、そこが一番良かったと思います。

-去年との技術的な違いは

山川 ホームランを狙って、去年はヒット打ててた。今年はホームランを狙ったら当たらなくなっちゃったんで、短く持って。

-今日も投げた

平井 ここまで使っていただいた監督、コーチに感謝したいです。今年1年、いろいろありましたし、終盤打たれる場面が多くて、野手の皆さんに迷惑をかけて申し訳なく。優勝できてホッとしてます。

-捕手として貢献した

森 しんどかったですね。途中岡田さんが抜けて、「どうしようかな」と思って。それでもずっと使ってもらって、何とか結果出したいなと思ってました。

-打撃で結果を残し続けた

森 守りと打撃と、全く別の物。別のスポーツと思う気持ちでしっかりできたんじゃないかなと思います。

-印象に残った試合は

秋山 今日の試合が印象に残ったと思います。ホークスが勝って、ウチが負けたら逆マジック。試合数とマジックが一緒は、マジックじゃない。余裕がない中で1週間くらい戦ってきた。それが終わって、勝って胴上げできたんで、印象的です。

中村 僕も今日の試合ですかね。最後ファウルフライがきて「よっしゃ、来た」と思ったら思いの外スピードが出てた。ウイニングボール、捕れなかったです。でも優勝の時は三振の方がいいんでね。良かったなと思います。

増田 今日ですね。

山川 沖縄(の試合)と、子どもが生まれた日にホームラン打ったのは同じくらいうれしいですね。

平井 僕も今日ですね。優勝が決まった日に、きっちり失点するのが僕らしいなと思います。

森 あまり思い浮かばなかった。自身初の1試合3本塁打を打って、しっかり負けましたけど…。

-優勝を意識した試合は

辻監督 ソフトバンク-楽天戦が4-1になった時ですかね。でも9回に入って、全然終わらない。後ろで「ノーアウト満塁です」と言われて、終わったと知った時にそうだと思いました。みんな一緒じゃないですか。