3季連続優勝を狙う星槎道都大が、最終戦で札幌大を下し、優勝争いに踏みとどまった。5-5で迎えた延長12回、代打の大栗飛人主将(4年=駒大苫小牧)が先頭で中越え二塁打を放ち、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。

春のリーグ戦後に引退する予定だったが、エース渕上佳輝(4年=堀越)らに慰留され、翻意。この回無得点なら引き分けで、2位に終わっていた。土壇場でのチャンスメークが実り、「ここで負けるわけにはいかないので」と会心の一打を振り返った。

東海大北海道も8勝2敗で首位に並び、26日に優勝決定戦(札幌円山)が行われる。6月の全日本大学選手権は、初戦で渕上が好投したが、延長11回タイブレークの末0-1敗戦。大栗は「もう1度神宮で雪辱したい。そのために残った。優勝決定戦も、相手が嫌になるぐらいの力を出し、勝ちにいく」と気を引き締めた。