京大が14年秋以来、10季ぶりの勝ち点奪取へ王手をかけた。

2回、4番西拓樹内野手(4年=西京)が「狙ってました」と内角直球を捉えた右越えソロで先制。その裏に追いつかれたが4回に犠飛で勝ち越した。

5回2死満塁で、再び主将で4番の西が右越えの2点適時打を放つと、5番脇悠大内野手(2年=膳所)も左中間への2点適時二塁打で続き、この回4点を追加。主軸の働きで1勝をたぐり寄せた。

大学院に進学予定の西は今季限りで野球を辞める予定。大学では工学部に所属し、金属の組成力学を学んでいる。「『研究室の教授の方から10月の引退まで野球に集中して良いよ』と言っていただいている。関学と勝率で並んでいるので、この節は絶対に取ろうと言っていた。主将としてチームの結果として1つ残したいです」。勝率2割2分2厘で並ぶ関学大を下せば、最下位脱出もかなう。8日の第3戦へ、全力で挑む。