10日のCSファイナルステージ第2戦で先発予定の西武今井達也投手は、大胆かつ繊細な投球でゲームメークを目指す。

軽めの前日調整を終えた右腕は、今季レギュラーシーズンで2勝1敗、防御率5・16と苦手とするソフトバンクに対し警戒を強めた。

「甘い球はどんどん振ってくるので、低めに丁寧に集めながら、でも大胆に強いボールを投げていきたい。先発として7、8回は投げたいです」。慎重にコースを突きながらも、持ち味となる150キロ超の直球を強気に投げ込む。

昨年のCSでは第4戦に先発し、5回途中4失点で敗戦投手に。「昨年は勉強しながらのシーズンで、調整方法もこれといったものがなかった」。1年間、先発ローテを守った今季は「徐々にですが(調整法を)見つけられているので、準備不足のないようにしたい」。先発陣最年少の21歳が成長ぶりを見せつける。