みやざきフェニックス・リーグ参戦中の広島小園海斗内野手(19)が19日、ドラフト1位の明大・森下暢仁(まさと)投手(22)との共闘を目標に掲げた。

「1軍で一緒にプレーするのが楽しみ。後ろで守れたらいいですね」。中学時代に知人を通して知り合い、食事を共にする仲。高校日本代表入りした昨夏は明大との練習試合で対戦し、三振に倒れた。そこから関係が深まり、連絡を取り合ってきたという。

兄貴分と同じユニホームで同じグラウンドに立つ日が待ち遠しい。「そのためには、自分が頑張らないと。絶対にレギュラーを取る気持ちでやりたい」と力を込めた。佐々岡新監督が見守った巨人戦は「3番遊撃」で先発し、4打数1安打。3打席目には一塁線を鋭く破る二塁打を放った。積極性を保ちながら打ち損じを減らす難題に取り組んでいるが、会心打で新指揮官にアピールした。

実は5位の天理大・石原貴規捕手(21)も宝塚リトル時代のチームメート。「家も近いしお母さん同士も仲がいい」と話す。こちらも早く共演を実現させたい。小園はルーキーたちと力を合わせ、V奪回に貢献する。【村野森】