米国は投打に分析力を駆使して侍ジャパンを上回った。

ブローシャス監督は「今日はシンカー系が得意な投手を多く使った。早めに追い込んで、ゴロを打たせることができた」と、日本打線に内野安打1本を含む12個の内野ゴロを打たせた。シフトも徹底。7回2死二、三塁では中前へ抜けようかという近藤のライナーを、二塁後方で遊撃手のクローネンワースが難なく捕球した。攻撃では7回に貴重な右本塁打を放ったアデルが「直球で内角を突き、外角に緩い球を集めるのは分かっていた。うまく逆方向へ打てた」と胸を張った。

東京オリンピック(五輪)予選も兼ねる今大会。同監督は「我々は東京が大好きだし、来年戻ってきたい。明日からも勝ち続けて出場権を獲得したい」と意気込んだ。