阪神が高知・安芸秋季キャンプを打ち上げた。10月31日から20日間。4クールにわたり、選手が監督・コーチらと課題と向き合って汗を流した。天候にも恵まれ、雨の影響を受けたのは18日午後のみだった。

この日は午前で練習を終え、メイングラウンドで手締めが行われた。

マウンドの中央であいさつしたのは選手会長梅野ではなく、背番号17の岩貞。

「この手締めのあいさつを梅野選手会長がやるんじゃないかと、楽しみに待っていた梅野ファン並びに、全国のタイガースファンのみなさん。私があいさつします。あらかじめ、ご了承下さい」と、完璧なつかみで笑いを誘った。

安芸市や球場・ホテル関係者、チームスタッフに感謝を伝え「連日、球場に足を運んで下さいましたファンのみなさん、本当にありがとうございました」と、詰めかけた多くのファンにも感謝。3位からの巻き返しを図る来シーズンへ「充実したキャンプを送ることができました。来年はこの中から1人でも多く1軍の戦力となり、優勝できるように頑張っていきたいと思います。来年も、熱いご声援をよろしくお願いします」と、頼もしい抱負を語った。最後は岩貞の掛け声で一本締めが行われ、充実の秋キャンプを終えた。