ソフトバンク高橋礼投手(24)が、タイトルをバネに「完投・完封投手」へのレベルアップを誓った。

26日、都内で行われたNPBアワーズ2019で最優秀新人賞を受賞。プロ2年目となった今季、先発として23試合に登板し12勝をマーク。11月のプレミア12の日本代表メンバーとしても韓国との決勝を含めた2勝を挙げ、世界一にも貢献した。「規定投球回数に到達したのが自分としては一番うれしい」。満足げに今年を振り返ったが、もう気持ちは来季に向いている。

高橋礼 来季は完投完封ができる投手になれるようになりたい。

そのための準備は頭に描いている。オフの間は「インターバル投球練習」を予定している。「続けて100球投げるのではなく、15球投げて、ダッシュして、また15球投げてというように試合を想定して練習していきたい」と「イニング」を意識したブルペンプランを口にした。

さらに侍ジャパンで一緒になったオリックス山岡とともに1月から自主トレを予定している。「3年連続規定投球回数をクリアしているのはすごい。小柄だけと力強い球も投げる。同い年ですが自主トレに参加させてもらう感じです」。世界デビューも果たしたサブマリンが、3年目の飛躍に挑む。【浦田由紀夫】