巨人大竹寛投手がV字回復の2375万円増の年俸5000万円で契約を更改した。FA移籍した13年オフ以来8年ぶりの増額を勝ち取った。中継ぎで32試合に登板し、4勝0敗とブルペンを支え「ずっとダウンだったので素直にうれしい」。来季は先発陣が手薄になることもあり「(球団から)場合によっては先発ということも可能性はあるかもしれない」と話があったことを明かした。

シーズン後には「プレミア12」にも出場。侍ジャパンでも中継ぎとして主要国際大会では10年ぶりの世界一に貢献した。大会直前での追加招集に「みなさんもだと思うけど、まさかだった」と謙遜しつつ「実際に投げて、肌で経験できたことはすごい経験になった。いろんな投手の球をみた。みんないい選手だし、すごいボールを投げているな」と大きな収穫を得た。

来年20年は東京五輪が待ち受ける。ベテランは「(自分が出場するという意識は)0が1になったぐらい。プレミア12にメンバーに選んでもらって、こういうふうに侍ジャパンはやっているんだと知れた。すごく大変だろうし、体の負担もあるだろうし、自分が選手という立場で言うのは違うかもですが、頭が下がる思いですよね。『自分が出るんだ』というより、出なくてもすごく応援できる。みんな背負ってやっていると勉強になった」と熱弁した。(金額は推定)