ヤクルト松本直樹捕手(26)が5日、都内の球団事務所で契約更改会見に臨んだ。金額は明言しなかったが、今季の推定年俸850万円から「ちょっと上がりました」と笑顔を見せた。

2年目の今季は開幕3戦目の阪神戦で先発マスクをかぶり、高梨をリードして勝利に導くなど、1軍出場は昨季の6試合から33試合に増加。9月には巨人鍵谷からプロ1号本塁打を放った。「ワンプレーで流れが大きく変わるのを経験して、より1球、一打を大事にしないといけないと思った。来年は今年より多く試合に出たい」と意気込んだ。

前楽天嶋が加入するなど、正捕手争いは激しくなる。「もちろん(競争に)勝たないといけないと思うし、その中で聞けることがあれば聞いてみたい」と話し、嶋に聞いてみたいこととして「野村(克也)監督に一番口酸っぱく言われたことは何なのか気になります」と興味津々だった。(金額は推定)