広島が9日、広島市内のホテルで2020年度新入団選手発表会見を行った。ドラフト1位森下暢仁投手(22)ら育成3選手を含めた新人9選手が、佐々岡新監督や松田球団オーナーとともに金びょうぶの前に並んだ。

背番号18のユニホームを前に森下は壇上で左に座った佐々岡監督を横目に「カープの18番は本当に、監督が付けていましたし、前田健太投手も付けていたので、本当に重みのある番号だと思っています」と話した。質問者にその理由を問われると「ありがとうございます」と頭を下げた。会見の最後には「本当にこのチームでリーグ優勝や日本一になりたいと思っているので、チームに貢献できるように頑張っていきたいと思います」と力強く宣言した。

佐々岡監督はファンクラブ会員660人が見つめる中、壇上で堂々と目標などを語る新人選手に大きな期待を寄せた。「本当に頼もしいなと思っています。自分が今年監督になって即戦力の投手を。というところから始まり、森下君を1位で取れ、2位以下の選手もミーティングで(やった)完璧なドラフトでほしい選手を全員取れた。僕も運がありますし、本当にスカウト陣の努力のたまものだと思います。とても楽しみな選手、即戦力、カープは育成しながら強いチームになっていく。そういう野球ができるんじゃないかなと思っています」。9人の新人選手が広島の一員として、プロの第1歩を踏み出した。