「パーソル パ・リーグTV 野球教室」が21日、西武の新室内練習場「ライオンズ トレーニングセンター」で開催され、斉藤大将投手(24)と駒月仁人捕手(26)が指導にあたった。2人でウオームアップ、キャッチボール、守備練習を見た後は、斉藤大がピッチングを、駒月が打撃を指導。最後に2人とも実技を披露して、子供たちから拍手を浴びた。

斉藤大は今オフ、約4週間ほど米シアトルにある「ドライブライン・ベースボール」に派遣され、練習を行ってきた。「向こうでは動作解析をいろいろしてもらって。数値で自分の体の動きをもっとこうした方がいいと分かった部分があった。今日も子供たちを見ていて、こうした方がいいという気づきが増えていた」。渡米により自分の野球理論の引き出しが増えたことを、この日のイベントでも感じたという。

シアトルで指摘されたのは「手投げになることがある」というもの。「もともとちょっと感じてはいたんですけど、センサーをつけながら投げて動作解析をしてもらって。体の動くタイミングなどを見た時に、手が先行しているという数値が出ていた」。現在は1球1球、手投げではない安定したフォームで投げられるよう、シアトルでの練習メニューをすべて継続しているという。

17年のドラフト1位。ここ2年間で25試合に投げ、1勝3敗2ホールド、防御率は6・91だった。「1年目(18年)は正直何をやってもよく分からない状況。今年1年間はいろいろやろうとして全然うまくいかなかった。でも、こうしたらこうなるというのがシアトルで分かったので。直せる部分を突き詰めてやっていければ。成果を出さないといけないし、出ると思ってやっている」。勝負の3年目へ意気込みを示した。