中日ドラフト1位東邦・石川昂弥内野手(18)の新春インタビュー2回目は、趣味や特技、買い物など私生活を中心に語った。テレビ番組などで出会った球界OBと堂々と渡り合う18歳だが、人見知りという意外な一面も明かした。【取材・構成=伊東大介】

-中日の地元、愛知県出身のプロ野球選手になる意味を感じる?

うーん。あまり考えたことなかった。何か縁があったんでしょうね。

-野球人気に陰りが出て、高校野球でも連合チームが出ている。野球人気を引っ張っていく思いは

ドラフトで指名されてから、街で小さい子どもからも声をかけてくれる。そういうときはすごくうれしい。前は自分もそっち側だった。逆の立場になって、目標にされる、憧れられるのはすごくうれしいです。

-子ども時代にプロ野球選手と触れ合ったことは

実は苦手だったんです。人見知りというか、行けないんです。

-野球教室などでは選手から少し離れて見るような感じ?

そういう感じなんです。

-苦手だった?

人見知りなんです。

-取材は堂々と受けてる

それとこれとは別です。

-これから、石川選手の小さい頃みたいな子がいたら?

見つけたら話しかけてあげないといけないなと思っています。

-野球以外のこだわりは

こだわりは…ないです。

-趣味や好きなアイドルは

ないですね。音楽もいろんなのが好きで。あまり外に行くのが好きじゃないんです。インドア派です。栄(名古屋市中心部)とか、あんまり好きじゃないんです。

-服を買いに行ったりは

母とかに任せています。

-インドア派だけどゲームや何かモノにはまっているわけでもない

そうですね。よく時計とかいいモノを持っている人がいるじゃないですか。財布でも高いブランドものを持っている人たちも。そうしている意味が分からないんです。

-野球の動画をよくチェックしている。スマホで3冠王を3回獲得した落合博満氏の動画も見つけた

そうですね。でも、家にこもってスマホをいじっているのは、あんまり印象よくないですね(笑い)。

-読書は

家ではほとんど読まないです。漫画も読まないです。

-野球命

そうですね。野球しかやることないですね。

-それはイヤではない?

それはない。それではプロにはなれない。

-野球以外の得意技は

うーん。実は意外と、器用です。細かいことを器用にできます。例えば、図形を書くのとか。算数で図形を写すのかは、得意でした。好きなんです。写すのが。

-モノマネが得意?

人のモノマネはあまりしないです(笑い)。

-体を整える治療器を100万円以上使って購入した

プロに入るから買いました。そういうところに、お金を使うべきだと思っている。

-車に興味は

全然ないです。何でもいいです。

-将来設計で結婚は

いや考えたことない。全然ないです。

-4年後に結婚する?

全然ないです。

-初の10億円プレーヤーになるとか

お金は上がるならどこまでもいきたい。ただ、1億円だけでもすごい。金額は考えたことないです。(おわり)

◆石川昂弥(いしかわ・たかや)2001年(平13)6月22日生まれ、愛知県半田市出身。小学時代は18年1位の根尾同様ドラゴンズジュニア所属。東邦では主将として19年センバツ優勝。高校通算55本塁打。投手では最速144キロ。右投げ右打ち。185センチ、93キロ。