ロッテの新人合同自主トレが14日、第2クール初日を迎えた。キャッチボールの距離が伸び、ノックが送球付きになった。シャトルランも加わるなど、第1クールより運動強度が上がった。

ドラフト2位の佐藤都志也捕手(21=東洋大)は、同1位の佐々木朗希投手(18=大船渡)と初めてキャッチボールをした。「いろいろな投手の球質はこの時間でしか見られないかなと」。自分から佐々木朗に声を掛けたという。

約40メートルにまで伸びたキャッチボールに、佐藤は「失速しないというか、生きた球でした。速い割に重いのが彼の武器なのかなと思いました」と、ミットに収まった感触を口にした。フォームについても「関節が柔らかいなと思いました」と話した。

東洋大時代は、1学年上がソフトバンク甲斐野、DeNA上茶谷、中日梅津という豪華投手陣。昨季も、1学年下で今秋ドラフト候補右腕の村上頌樹投手(3年=智弁学園)をリードしてきた。「キャッチボール自体は投手陣同士でやることが多かったので」と、大学時代の猛者たちと佐々木朗との比較はしなかったが「ミットの音が球場に響いて気持ちよかった。早くブルペンで受けてみたい」と心待ちにしていた。