阪神育成ドラフト1位の小野寺暖外野手(21=大商大)は「吐きそう」な食トレで想定以上の成長を実感した。

体重79キロで入寮した6日から、1年で11キロ増の90キロを目標に設定。毎食、茶わん2杯以上に相当する350グラムの白米を欠かさず、おかずに加えて、うどんやパンをプラス。間食でも好物で腹持ちのいいバウムクーヘンなどを3食挟み、「1日6食」に挑戦している。「自分の体は細くて(先輩たちと)比べ物にならない。ご飯もトレーニングの一種として追い込んでいます」。入寮から約3週間で体重は早くも84キロに到達。「思ったより成長が早い。シーズンが始まるまでには90キロに」と意気込んだ。

太るだけではない。新人合同自主トレ後にも毎晩、ウエートトレーニングと打ち込みを敢行。体重アップでも体脂肪率は10%をキープする。この日も休日返上で体を動かし「自分の中では100点というくらい体は動いている」と、キャンプインへ仕上がりは良好だ。